2009年12月26日

朝日新聞・金曜エンタで紹介

12月25日付の朝日新聞夕刊「be evening」金曜エンタのコーナーで、「映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年」が紹介されました。
日プロ大賞復活イベントの舞台挨拶に駆けつけてくれた、松江哲明監督の「ライブテープ」紹介記事の左側に掲載。

★映画界の内側知る2冊
asahi.com

映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年− 映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年−
大高宏雄(編・著)(2009/11)
愛育社刊 サイズ:21cm / 329P
ISBNコード:9784750003702
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 [日本映画プロフェッショナル大賞公式サイト

2009年12月19日

日プロ大賞が「映画の賞事典」に掲載

映画に関する受賞情報を一覧できる「映画の賞事典」が日外アソシエーツから刊行されました。
この本には、日本国内及び海外で主催される映画賞・映画祭・コンクールなどについて、各賞の概要(主催者、設立の経緯、選考基準、選考委員など)と第1回以来歴代の全受賞者情報が掲載されています。
映像技術賞、キネマ旬報ベスト・テン、東京国際映画祭、毎日映画コンクール、英国アカデミー賞、MTVムービー・アウォーズ、ヨーロッパ映画賞など101賞を収録。個人の受賞歴がわかる「受賞者名索引」付き。
もちろん日本映画プロフェッショナル大賞(日プロ大賞)も、第18回目までの受賞記録が掲載されています。700ページ以上もあるこんなぶ厚い本が、毎年刊行されるのかどうか分かりませんが、発行元の日外アソシエーツはデータベース・コンテンツを販売する会社なので、後はWEBでどうぞということなのでしょう。
日外アソシエーツのホームページを見ると、[賞の事典ファイル]というのがあって、中には事業仕分け対象団体の賞もあるのかも知れませんが、賞の数が多いのには驚かされます。その中で主催者が個人になっているのは、個人の名を冠した賞を除くと本当に少なくて、“映画賞を一人で作った”日プロ大賞の特異性がここにも現れています。
ちなみに、「映画の賞事典」の発行者、日外アソシエーツの社長・大高利夫氏と大高宏雄は全く血縁関係がありません。

映画の賞事典 (単行本) 映画の賞事典
日外アソシエーツ (編) (2009/12/25)
日外アソシエーツ刊 サイズ:22cm / 720P
ISBNコード:9784816922237
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2009年12月15日

取り扱いSHOP一覧

映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年」の取り扱いSHOP&映画館一覧です。

◆札幌
・紀伊國屋書店札幌本店
◆宮城
・丸善仙台アエル店
◆東京
・丸善丸の内本店
・八重洲ブックセンター
◆銀座
・ブックファースト銀座コア店
・銀座シネパトス
◆有楽町
・三省堂書店有楽町店
◆新宿
・ジュンク堂書店新宿店
◆高田馬場
・芳林堂書店高田馬場店
◆渋谷
・SHIBUYA TSUTAYA
◆恵比寿
・TSUTAYA 恵比寿ガーデンプレイス オフィス店
◆池袋
・ジュンク堂書店池袋本店
・新文芸坐
◆神保町
・三省堂書店神保町本店
◆三軒茶屋
・TSUTAYA 三軒茶屋店
◆下高井戸
・下高井戸シネマ
◆千葉
・丸善津田沼店
◆浜松
・谷島屋浜松本店
・シネマイーラ
◆名古屋
・三省堂書店高島屋店
◆大阪
・テアトル梅田
・布施ラインシネマ10
◆岡山
・丸善岡山シンフォニービル店
◆鳥取
・今井書店鳥取駅前店
◆高松
・紀伊國屋書店高松店

 その他、全国大手書店で取り扱い中。店頭にない場合はお取り寄せください。

▽お問い合わせは下記まで
 愛育社 TEL:03‐3291‐8600 / FAX:03-3291-8607
 日プロ大賞 E-mail: nichipro@yahoo.co.jp

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2009年12月11日

日プロ大賞選考委員

映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年」の構成は次のようになっています。

・日プロ大賞前史―ピンク映画の2つのイベントから/大高宏雄
・日プロの時間は終らない―日プロ十八年史とは/大高宏雄
・日本映画プロフェッショナル大賞 選考委員審査結果
・Vシネマの二十年―批評不在とは裏腹の存続/谷岡雅樹
・言い訳はもうきかない―黒沢清監督に聞く/大高宏雄・磯島治之

この中で圧倒的なボリュームを占めるのは、“日本映画プロフェッショナル大賞 選考委員審査結果”です。日プロ大賞の選考委員は、映画の様々な部署に携わって活躍を続けている文字通りの映画のプロフェッショナルたちに依頼しています。プロデューサー、脚本家、映画評論家、ジャーナリスト、劇場支配人、宣伝担当者などで、日本映画に対して独自のポジションで関わり続けている人ばかりです。2009年現在に至るまでのメンバーは下記の人たち(各回ごとに異なります)。改めて多謝。

★日プロ大賞選考委員(第1回〜第18回)
阿部嘉昭、相田冬二、浅見祥子、アルタミラピクチャーズ、磯貝正人、磯島治之、市井義久、岩田益吉、上野昂志、臼井一郎、内屋敷保、榎本憲男、大高宏雄、大槻貴史、荻野洋一、奥田誠治、加藤敦、掛谷嘉昭、片岡真由美、桂千穂、上島春彦、川村典章、喜志幸信、木寺豊、木全公彦、北田由利子、切通理作、古賀重樹、古東久人、小張アキコ、越川道夫、佐藤剛、佐藤佐吉、佐藤正樹、斉藤ひろし、斎藤芳子、定井勇二、塩田明彦、塩田時敏、須藤秋美、杉本千春、鈴村たけし、仙頭武則、曽根孝友、田中久仁一、高崎俊夫、高橋洋、立石和浩、谷岡雅樹、谷島正之、筑紫野はな、鶴田浩司、戸崎省、豊福きこう、中川好久、中村勝則、成田尚哉、西田宣善、樋口尚文、古田淳一、北條誠人、細谷隆広、堀茂、堀口慎、桝井省志、ますだけいこ、三留まゆみ、三原繁美、森岡利行、森本英利、矢田庸一郎、山崎陽一、山下慧、李鳳宇

本書が、楽天ブックスなどネットでも購入できるようになりました。

映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年− 映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年−
大高宏雄(編・著)(2009/11)
愛育社刊 サイズ:21cm / 329P
ISBNコード:9784750003702
amazonで購入する楽天ブックスで購入する


映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年
主に単館系で上映された映画を対象にした「日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)」を立ち上げた著者が、その18年にわたる歴史をまとめた中間報告的な集大成本。著者による日プロ18年史、第1回〜第18回の選考委員審査結果、Vシネマの20年(谷岡雅樹)、黒沢清監督インタビューなどを収録。

 [日本映画プロフェッショナル大賞公式サイト

2009年12月09日

大高宏雄のべらんめえ映画道場 第6回

映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年−

 べらんめえ映画道場、何年かぶりで、再開場いたします。もう、何年開いていないのか、わからなくなってしまいました。中断以降では、途中まで書いた文章もありましたが、最後まで行き着きませんでした。で、今回調べてみたら(オーバーな)、新刊が出るたびに再開し、また中断するパターンでした。情けない、です。まあ、そういうことです。その間の経緯については、例によって一切弁解はいたしません。
 ということで、早速本題に入ります。というより、早速宣伝に入ります。
映画賞を一人で作った男 −日プロ大賞の18年−
 あの日プロ(日本映画プロフェッショナル)大賞の本が出ました。タイトルは、「映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年」(愛育社刊、価格・1890円、税込)。たいそうなタイトルですが、要するに日プロ大賞の18年にわたる中間報告的な本です。ご存知のように(強引に、そういう前提にしてしまいますが)、日プロ大賞は2002年に開催されたとき以来、その後授賞式は開かれていません。この09年までは、選考のみではありましたが、とりあえず持続はされていました。
amazonで購入するその日プロ大賞の18年にわたる選考委員の選考結果と私の文章に加え、谷岡雅樹さんの文章、黒沢清監督インタビューを収めたのが、「映画賞を一人で作った男」というわけです。自分で言うのも何ですが、わりと面白いので、読んでみてください。あ、その出版を記念した映画イベントもこの11月21日に都内・テアトル新宿で行いましたので、その報告もしておきましょう。「ガマの油」や「あんにょん由美香」など、今年の邦画の秀作をオールナイトで行ったもので、私の司会により、荒戸源次郎監督、奥山和由監督・プロデューサーを交えてのトークショーも行いました。 [ORICON STYLE

 結果(当日の入りのこと)は、かなり厳しかったですね。ちょっと、ショックを受けたほどでして、まあ私の認識の甘さを思い知らされました。理由は一つ。7年間、授賞式を行わず、その間の観客の動向を全くわからなくなっていた私の読みに、大きな狂いがありました。これ以外にありません。まあ、何らかの罰を受けたんでしょうね。どこからの罰かは、わかりませんが。とにかく、大きな赤字を含め、この2週間、ズタズタでした。
 そうしたこととは別に、反省点の一つ。当日は4作品を上映したんですが、これが長すぎた。1作品平均で、ほぼ2時間。この長さが、トークショーに影響してしまったわけです。当初、トークショーを1時間ほど予定していたのですが、劇場サイドから、以下の指摘がありました。「そのスケジュールだと、最終回が終わるのが朝の7時台になってしまう。そんなに遅いと、観客は映画を最後まで見ずに帰ってしまう。だから、トークショーの時間を削ってほしい」と。そんなものかと、わたくし、納得いたしました。そういう作品を選んだ私が悪いのである。当然ながら、その時点ではもう、作品を少なくすることはできません。トークショーの時間を、半分にしました。しかし、これがまたトラブルの元になったのです。

 伊藤さとりさんの総合司会で、私、荒戸さん、奥山さんと呼び出され、壇上で話し始めたのはいいのですが、何せ時間が短い。全く唐突に終わってしまい、というか終わらざるをえず、「メンバーから、ベビー級の試合に見えたが、第1ラウンドで試合放棄の感じ」(その場にいた日プロ大賞選考委員の磯島治之氏)だったという。
 いや、壇上で感じましたよ。これは、消化不良だと。で、しぶしぶ3人は楽屋に戻りました。トラブルは、その後に起こりました。伊藤さんに、ある男性が食ってかかったという。以下、伝聞。男性は、トークショーを見に来たのに、もう終わってしまうのか。もっと、トークを聞きたいと、猛烈に怒りだした。まあ、プロの伊藤さんがその場をうまく収めてくれたから良かったものの、これはある意味、当然の抗議だったと思う。実は、その方はトークショーに少し遅れてきたらしいけれど、こちらとしては、予定どおり1時間バッチリやりたかったわけだ。こうしたことは、楽屋にいたので全く知らなかった私、荒戸さん、奥山さんでしたが、その男性はもちろんのこと、劇場に大枚を払って来ていただいた全員の方に、短かったトークショーに関して、この場を借りて改めてお詫びしたいと思います。中身的には、荒戸さん監督の「人間失格」について、奥山さんの新作などについてお話を聞きましたが、荒戸さん、奥山さんのお二方にも、本当に失礼な幕切れで、謝りたいと思います。

 さて、そんなこんなで、反省点だらけのイベントになってしまいましたが、来年に向けて、新たなる日プロ大賞を始動しなければなりません。幸い、チラシでボランティア募集をしましたところ、何人かの方から応募のメールをいただきました。ありがとうございます。さらに、ボランティア希望の方や、日プロ大賞自体への質問などございましたら、下記アドレスまでお願いします。
 さて、肝心要の「映画賞を一人で作った男 日プロ大賞の18年」ですが、本屋への配本、ネット予約体制など、若干遅れているようです。ですので、ご購入を希望される方も、出版元の愛育社(電話:03‐3291‐8600)までご一報くだされば、すぐに手配いたしますので、こちらもよろしくお願いします。
 ということで、再開場の第1回は、宣伝が主でしたが、これからは定期的とは言えないながら、「べらんめえ」をできうる限り、更新していくようにしていきますので、見てやってください。

▽お問い合わせ・ご感想は下記まで
 愛育社 TEL:03‐3291‐8600 / FAX:03-3291-8607
 日プロ大賞 E-mail: nichipro@yahoo.co.jp

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